新入社員の育て方
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今日は、ネイルサロンでネイリストとの会話の中で、なんとなく感じたことを綴りたいと思います。
どんな内容かと言えば、なぜか相談事。
(仕事柄、なにげなく相談に乗ってしまいます)
で、その内容は、
「最近、新人(自分より10歳年上)の教育係として新人を育てる役を仰せつかって頑張ってるんですけどね。
その新人とのコミュニケーションが全然うまくいかないというか、
彼女が考えてることが全然わからない。
例えば、お客様に対してお客様のご要望にお応えすることができなくても、言い訳ばかり並べたて、「自分は悪くない」と言い張る。
何かがあったときに謝っている姿を見ても、「自分が悪かった」とは思っていない風なので、先輩である自分がそのフォローを・・・。
それを指摘しても、また言い訳を並べ立てる。
そこから学んで、何とかしようと努力する気配もない。
「シスター日記」という交換日記のような毎日の報告書も書くように指導しても毎日書かない。
もう、どうしたらいいんでしょう・・・?」
確かに、私もその彼女に、希望した以上に爪を短くされた経験があり、その時の対応も「私は悪くない」という感じでした。
顧客の立場として、自分の手が自分の手ではないような感覚になり、がっかりした経験があります。
その彼女がまだまだ成長していないということなのです。
う~~~~ん。
こんな状況を見て、話を聴いて、彼女はさておき、毎年している新入社員研修を思いました。
「この状況の根源はなんなんだろう?」と。
せっかく一所懸命教えてあげようとする先輩の言葉も素直に受け入れず、自分勝手な自分中心の行動を貫きとおす・・・。
これって、この空回りの原因は・・・やっぱりあるのです。
私はこう思います。
この新人ネイリストの場合、大きく3つ、
1.この新人は自分の仕事を天職とは思っていない。
2.この新人がその仕事をする目的が、「~ねばならない発想」で仕事をしている。
3.この新人は、教育担当の先輩をリスペクトしていない。
そして、これを新入社員研修に当てはめて考えるならば、
1.世の中に認められるために、どこかの会社に所属したほうがいいだろうという、欲求のために入社した。
↓
自己保守
2.わけの分からないまま、なんとなくその会社に入社したけれど、この仕事は自分がやりたかったことではないと、うすうす感じてきている。
↓
自己不満
3.こんな上司の元で働くことは自分の意にかなっていない、こんな上司にへついていけないと思ってしまっている。だから言うことをきかない。
↓
責任転嫁
以上ですが、
このように、文字化すると最悪ですね。
せっかく自分が入社した会社です。
とにもかくにも、この会社に入って頑張ろうと思ったはず、そんなご縁があった会社なのに・・・。
にも関わらず、自分の都合に合わせて異論を唱え、自分勝手に相手を悪く仕立て上げてしまう。
結構、多い事例だと思います。
でも、これはゆゆしきことだと思うのです。
私の新入社員研修では、
「とにかく3年。3年仕事をしないと、その仕事の本質は見えないから」と徹底的に教えます。
本当に3年という区切りは、どの業種でも同じだと私は考えています。
私のクライアントさんの離職率が低いのは、ここの落とし込みがしっかり入っているからかな?と思います。
(自慢ではありません)
基本的に、新人は最低3年は先人の教えを学び、そこに自分を置いて仕事の本質を捉え、そこから先を考えるべきです。
実際、私がいた日本航空もそうでしたから、間違いないと思います。
昔「スチュワーデス」と呼ばれていたころの話ですが、
「スチュワーデス」が3年経つと役職が自動的に「アシスタントパーサー」に変わります。
これでやっと一人前ということなんですね。
まさに「石の上にも3年です」
だからこそ、新人に3年の年月を有効に使ってもらえるような指導をする・・・それが教育係の仕事です。
だから教育に携わる人も、かなり自己研鑽を積まなければいけないので、本当に大変だと思いますが、
教育指導者に選ばれたならば、やるしかないでしょうね。
ネイリストの先輩である彼女もこれからもっともっと勉強し、尊敬に値する人に成長するべきだと思います。
がんばれ~~!
10年でセミプロ、20年でプロフェッショナル。
といわれる世の中です。
私は客室乗務業15年
そして今年の秋で、研修を始めて教育業 20年目です!
(起業して17年目)
でも!でも!!まだまだ!!!これからです!!!!!
頑張らなくちゃ!
さて、
あなたは何のプロですか?
お互い頑張りましょうね!!
✨ 今日の一言 ✨
必ず自分のプロフェッショナルを貫こう!
プリサージュ |