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話の聴き方

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今週月曜日に函館国際観光コンベンション協会様にご招待いただき、

2時間講演をしてまいりました。

予定では100名限定だったのですが、130名の方にお越しいただき感激です。

 

でもそれよりも何よりも、激しく感動したのは、受講して下さった方々の話の聴き方、聴く態度でした。

 

だいたいにおいて、残念ながら、人は人の話を驚くほどの確率で聴いていないものです。

人間は、自分の興味のあるところだけを脳がピックアップして聴くものなのです。

それは、脳幹網様体賦活系というところがそのように作用するようにできているからです。

そうでもしないと、たくさんの音や情報が流れるこの世界で、頭がオーバーヒートして狂ってしまうための防衛本能なのですね。

 

でも今回の皆様は2時間びっしりと真剣にお話を聴いてくださっていました。

例え10名でも、130名でも、800名でも(私が今まで最も多い講演が800名の講演でした)

講演する側は結構受講して下さっている方々のことが見えています。

遠くてもなんとなく見えるものなのです。

 

そしてその受講して下さる方の聴き方によって、話の盛り上がり方が違います。

そう、やっぱりしっかりと聞いてくださると、頑張って話をしたくなるものなのです。

決して手を抜こうなんて考えてはいないのですが、やはり大きく違ってきてしまいます。

 

ですから、誰かと話をするときには、うわの空で話を聴いていると、

それが相手に伝わってしまうと、その話し手は話す気力を失ってしまうモノだということ覚えておいてください。

 

「え~?!ちゃんと頷いたり相槌を打ったりしていれば、そんなのわからないでしょ?」

と、思われますか?

 

いいえ、わかるものなのです。

 

研修でも実際にその体験をしていただきますが、

面白いように、ほぼ全員が、

うわの空で聴いているのか真剣に聴いているのかがわかります。

そしてその結果、話やすい状況、話しにくい状況を実感するのです。

 

相手の話を真剣に聴く。

 

当たり前に感じることですが、

でも実際日常でどれだけ真剣に、100%相手に向き合って話をきいているでしょうか?

 

人間は頭がいい動物だから、どうしても余計なことを考えがちです。

でもそうすると、人間関係がうまくいかなくなってしまうこともあるのです。

「 あぁ、この人は私に興味がないのね 」と、思われたら悲しいですよね。

 

ですから話を聴くときは、ちょっと自分のことは横に置いて、真剣に相手と向き合ってみることを忘れないように。

これは本当に大切なことで、これも一つのホスピタリティなのです。

 

✨ 今日の一言 ✨

話を聴くときに、聴いているふりをするのはやめよう。

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